初心者向け!電子タバコとニコチンリキッドの基本知識

2020年に開催される東京オリンピックを前に都心を中心に禁煙化が進み、肩身の狭い思いをされている喫煙者の方も少なくないようです。 そんな中、近年大きく注目を集めているのが“従来の紙巻きタバコに代わるもの”と評される「電子タバコ」です。アメリカを筆頭に海外では電子タバコを “VAPE(ベイプ)”と呼び、多くの方に使用され、愛されています。 そこで今回は、「そもそも電子タバコとは何か?」「電子タバコ関連の話題でよく耳にするニコチンリキッドって何のこと?」といった疑問を解決するために、電子タバコとニコチンリキッドの基本知識を色々紹介します。

電子タバコってどんなタバコ?

電子タバコ

「電子タバコ」とは、電気の発熱によって専用の液体を蒸発させ、それにより発生した蒸気を吸引するための電子機器です。海外では蒸気を意味する「VAPE(ベイプ)」と呼ばれ、VAPEを吸う人は「VAPOR(ベイパー)」と呼ばれています。
電子タバコは、従来の紙巻きタバコで使用される「タバコの葉を使用しない」タバコです。その代わりに電子タバコは液体状の「リキッド」を使用し、火を使わず電気を使います。

電子タバコの構造について

電子タバコの構造を大まかに分けると、「①カートリッジ」「②アトマイザー」「③バッテリー」の3つの部品で成り立っています。

カートリッジ・・・・・
カートリッジは、電子タバコ専用の液体リキッドを入れる部分です。カートリッジはアトマイザーへリキッドを供給する役目があります。
アトマイザー・・・・・
アトマイザーは、カートリッジに入れた電子タバコ専用の液体リキッドを電気の発熱で蒸発させるため変霧器という装置です。
バッテリー・・・・・
電気を発生するために必要な電源にあたります。バッテリーの容量が大きいほど充電の持ちが良く、出力が高いほど多くの水蒸気(ミスと)を噴出することができます。

3ピースと2ピース

カートリッジ、アトマイザー、バッテリーという3つの部品からなる電子タバコのことを「3ピース」と言います。また、カートリッジとアトマイザーが合体した「カトマイザー」とバッテリーという2つの部品からなる電子タバコのことを「2ピース」と言います。
3ピースに比べ、2ピースのほうがカートリッジ部分に入れられるリキッド量が多いことから、「爆煙」と呼ばれる大量の水蒸気を楽しみたい方には2ピースがおすすめです。

電子タバコの基本的な使い方

「電子タバコをはじめたいけど、パーツの組み立てが難しそう」といった理由から、まだ電子タバコを使ったことがない方も多いようです。それでは早速、「電子タバコの基本的な使い方」を簡単に紹介します。

①スターターセットを準備する
はじめて電子タバコに挑戦する人におすすめしたいのが、電子タバコの「スターターキット」です。電子タバコを始めるのに必要な電子タバコ本体と専用リキッドはセットになっているものです。
②バッテリーを充電
電子タバコのスターターキットを準備したら、セットに含まれる「バッテリーを充電」しましょう。リチウム充電池仕様のバッテリーになっているので、スマートフォンを充電するときと同じように専用のUSBケーブルをパソコンなどにつなぐことで簡単に充電できます。尚、電子タバコは電気機器ですので、高温多湿の場所での長時間の使用や保管を控えるなど、取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
③アトマイザーにリキッドを入れる
バッテリーを充電している間に電子タバコ本体の「アトマイザーにリキッドを入れる」作業をしましょう。一般的なアトマイザーは洗浄して何度も使えるタイプになっていますが、リキッドを入れる箇所が上からのタイプか、下からのタイプかは製品によって異なります。
アトマイザーにリキッド入れる量は大体5~7割程度が目安です。リキッドの跳ね返りを防ぐために、リキッドを入れるときは必ず側面から注入するようにしましょう。
はじめて使う際は、アトマイザーにリキッドを入れたら必ず5分から10分ほど時間を置きましょう。リキッドがコイル内部のコットンに十分染み渡らないうちに使用すると、コットンが乾いているので「空焚き」状態となり、蒸気が焦げ臭い味になってしまうためです。
④電源を入れて吸ってみる
ここまでの作業が完了したら、早速電子タバコに「電源を入れて蒸気を吸ってみましょう」。 製品によって使い方は若干異なりますが、電源ボタンのスイッチを複数回押すことでバッテリーが作動し電源がオンになることが多いです。電源が入るとリキッドが蒸気化するので、同じボタンを押しながらそのまま吸い込みます。

電子タバコと一緒に使う「ニコチンリキッド」とは?

電子タバコ

電子タバコは、タバコの葉の代わりに液体状の「リキッド」を発熱により蒸気化させて、それにより発生した蒸気を吸い込むタイプのタバコです。電子タバコ用の液体リキッドは、「ニコチンなしリキッド」と「ニコチン入りリキッド」という2つの種類があります。
それぞれの違いは、リキッドにニコチンが入っているかどうかで、日本国内で販売されている電子タバコ用のリキッドはニコチンが含まれていません。一方、アメリカなど海外で販売されているリキッドはニコチン入りのものが多く、ニコチン濃度なども自分好みに調節することが可能です。

ニコチン入りリキッドを入手方法は?

海外では、VAPE(電子タバコ)に使用するリキッドがニコチン入りのものが主流です。日本国内で販売されているリキッドはニコチンなしの商品ですが、「個人輸入」をすることで日本国内でもニコチン入りのリキッドを使用することが可能になります。 個人輸入と聞くと何だか敷居が高く感じられますが、実際はニコチン入りリキッドの「個人輸入代行」をしている「ネット通販」から注文するだけなので、初心者の方も気軽にニコチン入りリキッドを入手できます。 個人輸入代行のネット通販ショップはもちろん日本語サイトなので、英語ができないから不安といった方も気軽に利用できることがメリットの一つです。

お気に入りのフレーバーにニコチン入りリキッドをブレンド!?

ニコチン入りリキッドの使い方は大きくわけて2つあります。一つは、あらかじめニコチン入りのフレーバー付きのリキッドを個人輸入代行から注文して使うという方法です。もう一つは、リキッドが入っていないフレーバー付きのリキッドに、ニコチン入りのベースリキッドをブレンドして使うという方法です。
ニコチン入りのベースリキッドは、リキッドの主成分として用いられるVG(植物性グリセリン)とPG(プロピレングリコール)にニコチン成分を加えただけのリキッドで、フレーバーは付いていません。
そのため、お気に入りのリキッドのニコチン濃度を調節したいときや、ニコチンなしのフレーバー付きリキッドにニコチンを加えたいといったときに、このベースリキッドを加えるだけでオリジナルのニコチン入りリキッドを作ることができます。

禁煙対策や受動喫煙対策、節約、おしゃれ、趣味、流行りなど、さまざまな理由から「電子タバコ(VAPE)」を愛用する方が増えています。電子タバコは使い方がとても簡単なことや、リキッドの種類が豊富なことから、年齢や性別に関係なく、多くの方に愛される嗜好品です。
初心者の方でもスターターキットがあれば手軽に電子タバコを始められるので、無理なく禁煙をしたいという方には、個人輸入代行のネット通販を利用してニコチン入りリキッドを入手して徐々に禁煙へとつなげていく方法がおすすめです。